ヤブこぎとルートロスした旧ボッカ道からの西穂高岳登山(2019年9月29日)

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以前から気になっていた旧ボッカ道での西穂高岳登山。新穂高ロープウェイを使わずに西穂山荘まで登ることのできる唯一のルートです。旧ボッカ道を歩けば、西穂高岳~ジャンダルム~奥穂高岳の縦走をロープウェイの時間を気にせずに計画を立てれるので、前々から気になっていました。
 
ちなみに旧ボッカ道は山と高原地図で破線(難路を意味)になっています。
登山者がほとんど歩かなくなり、ほとんど整備がされなくなった登山道の姿を目の当たりにすることができるルートです。
 
 
後述もしていますが、
西穂平から旧ボッカ道を登って西穂山荘まで歩いて感じたポイントは以下の通りです。
 
 

①登山道は全般的に草によって覆われている。

不明瞭な登山道です。
 
地面は草によって覆われていてほとんど見ることができません。
 
そのような状況で、道筋を見ることができる目が必要です。
 
また、登山道なのか、登山道を外れているのかを地面を踏んだ感触で判別できるだけの経験が必要です。
 
 
 

②ささやぶ漕ぎ

後半は背丈以上の藪を手でかき分けて登ることになります。
 
斜面をトラバースする形での藪漕ぎもあるのでバランスを崩さないように注意が必要です。
 
 
 

③全般的に目印は少ない

不明瞭な登山道に藪漕ぎが必要な登山道ですが、ピンクテープやペンキなどの目印は少ないです。
 
 
 
以上の3点の理由から、西穂山荘への旧ボッカ道は、山慣れしていない登山者が歩くには道迷いのリスクが高いルートです。
 
 
 
ここからは、旧ボッカ道からの西穂高岳への登山レポートです。
 
 
 
車を鍋平の駐車場に停め、道路を歩くこと約300m。新穂高ロープウェイ第2ロープウェイ駅(しらかば平駅)が登山の起点となります。しらかば平駅をなんとなく上へ上へと歩いていくと林道に入ることができました。
 
林道を歩くこと約1時間。西穂高岳登山道の道標にたどり着きました。
 

 
 
 
 
アスファルト道から登山道に視線を向けると、いきなり草に覆われていました。
 

 
 
 
 
時々、マークがありましたが、不明瞭なルートの割にマークはかなり少ないです。
 

 
 
 
 
草に覆われた登山道。旧ボッカ道の踏み跡じたいはしっかりしていますが、基本的に草に覆われています。時には沢や肩幅くらいの水路と交錯し、油断するとルートロスをしてしまいます。歩く感触で、長年に渡り踏まれ続けた登山道と、そうでない場所の区別がつかないレベルの方には危険なルートだと思います。
 

 
 
 
 
何ヶ所かあるザレた斜面のトラバース。
事前のネット調べでは、こういったトラバース箇所が注意すべき個所だと思っていましたが、そうではありませんでした。
 

 
旧ボッカ道で本当に注意すべきすることは、草に覆われて不明瞭になっている登山道を外れないということと、終盤に待ち受ける藪漕ぎでした。単独での藪漕ぎに気をとられすぎたあまり、藪漕ぎ地帯の写真を全く撮っておりませんでした。そうした余裕の無さが一歩間違えば道迷いにつながるのだと反省したしだいです。
 
 
 
西穂口~西穂山荘の一般ルートに合流し、振り返った旧ボッカ道。笹に覆われております。
 

 
 
 
 
右側の笹をかき分けて一般ルートに合流いたしました。
一般ルートを歩く9割9分の方は、ここが旧ボッカ道との分岐であるということは気が付いていないと思います。僕も、自分で旧ボッカ道を歩いてこなければ、絶対に気が付くことはありませんでした。
 

 
 
 
 
整備された登山道のありがたみを噛みしめながら西穂山荘あで歩きました。
 

 
 
 
 
初めて目の前にする西穂山荘
 

 
 
 
 
冬に雪上テント泊をしてビールを呑んだくれるのに良いスポットだと思いました。
 

 
 
 
 
立派な建屋の西穂山荘
 

 
 
 
 
名物の西穂ラーメン。ビール泊時の〆には最高なのではないでしょうか。
 

 
 
 
 
初めての西穂丸山
 

 
 
 
 
西穂丸山から先のガレ場
 

 
 
 
 
西穂高岳独標。11峰のようです。
 

 
 
 
 
振り返った西穂独標
 

 
 
 
 
先へと進みますが、思っていた以上にガッツリと岩場でした。
 

 
 
 
 
ピラミッドピークは8峰。
 

 
 
 
 
展望なきピラミッドピーク
 

 
 
 
 
展望の無い稜線に鮮やかな紅葉がまぶしかったです。
 

 
 
 
 
チャンピオンピーク
 

 
 
 
 
カウントダウンが始まります。
 

 
 
 
 
霧雨で足場はスリッピー。
 

 
 
 
 
小屋泊組で先行する登山者もいないようで少しばかり心細くなりました。旧ボッカ道とはまた違ったタイプの心細さです。
 

 
 
 
 
西穂高岳山頂に到着。予定ではこの先の危険地帯まで足を伸ばしてみようと思っていましたが、足場がスリッピーだったので止めておきました。いつか、奥穂高岳までの稜線を歩いてみたいと思っています。
 

 
 
 
 
展望のない山頂に、カップヌードルが華を添えてくれます。
 

 
登山中に食べたカップヌードルのアルバムはこちら
 
 
 
カップヌードルを食べていたら雷鳥が現れました。カップヌードルと雷鳥のツーショットを撮ろうとするも叶わず。
 

 
登山で会うことができた雷鳥たちのアルバムはこちら
 
 
 
復路では時折、霧が晴れ、
 

 
 
 
 
結構、すごいところなんだな~と実感をすることができました。
 

 
 
 
 
たぬき岩への道は今は無いように感じました。
 

 
 
 
 
ピラミッド型なので、たぶんピラミッドピークの写真だと思います。
 

 
 
 
 
岩肌が秋の色です。
 

 
 
 
 
振り返る稜線。
 

 
 
 
 
穂高の稜線の雰囲気がバッチリ出ています。
 

 
 
 
 
稜線の写真①
 

 
 
 
 
稜線の写真②
 

 
 
 
 
稜線の写真③
 

 
 
 
 
稜線の写真④
 

 
 
 
 
写真左の山肌はしっかりと黄葉しています。
 

 
 
 
 
こうして見ると絶壁の上に登山者が立っているように見えます。
 

 
 
 
 
一瞬、霧が晴れ、目の前に広がった紅葉に歓声が上がっていました。
 

 
 
 
 
歩いてきた稜線。
 

 
 
 
 
ロープウェイの稼働時間になったからか、西穂山荘の前は賑わっていました。
 

 
 
 
 
旧ボッカ道と一般ルートの分岐ですが、
西穂山荘側からみると、このピンクテープのすぐ先にあります(1分以内)。
 

 
山慣れしていない方が旧ボッカ道を歩くのは非常に危険だと思います。ルート不明瞭、藪漕ぎあり
 
 
 
旧ボッカ道と一般ルートの合流点。(旧ボッカ道は右の笹薮をかき分けるとあります。)
 

 
山慣れしていない方が旧ボッカ道を歩くのは非常に危険だと思います。ルート不明瞭、藪漕ぎあり
 
 
 
西穂口側からだと、このパイプから1分以内に旧ボッカ道と一般ルートの合流点があります。
 

 
山慣れしていない方が旧ボッカ道を歩くのは非常に危険だと思います。ルート不明瞭、藪漕ぎあり
 
 
 
旧ボッカ道で下山をするメンタルが残っていなかったので、復路はロープウェイで下山することにしました。翌週には松本マラソン(フルマラソン)に出場するので、体力を温存です。
 

 
晴れていれば西穂口からは穂高連峰の絶景が広がっていますが、この日は展望が無かったのでスルー。売店には思わず買いたくなる穂高岳グッズが売られていました。
 
 
 
一般的な日帰り装備の重量のザックはロープウェイに乗るのに追加料金が発生します。
 

 
新穂高ロープウェイは2区線のロープウェイであり、僕は1区線分乗れば良い行程でしたが、間違って300円の荷物券を買ってしまいました(本当は200円でOK)。
 
 
 
ロープウェイからの景色。
眼下のアスファルト道は、往路で歩いた林道でしょうか。
 

 
 
 
 
無事にしらかば平駅に到着。
 

 
 
 
 
予想以上に手ごわかった旧ボッカ道。西穂~奥穂の稜線で使おうと思っていましたが。難路で緊張を強いられる稜線歩きの前後に使うのはやめた方が良さそうです。
 
 
 
 
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