日本百名山全山日帰り登山(146日間で完登)
日帰り登山について

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テント泊での縦走をしたり、山仲間と和気あいあいと登る山行ももちろん好きですが、
僕の山行スタイルとしては、単独での長距離日帰り登山が圧倒的に多い山行スタイルであり、
最も好む山行スタイルです。

日本百名山の完登を目指すのであれば、
自分が最も好む山行スタイルで挑戦したいと思い、
ひと夏で日本百名山の全山を日帰り登山するという挑戦を計画しました。

 
日本百名山で最も日帰り登山が困難だった畑薙ダムからの赤石岳・悪沢岳。
(畑薙ダム~椹島も自転車は使わずに徒歩で往復しました。)

 

長距離の日帰り登山を好む理由

目的地が遠ければ遠いほど、
目的地に辿り着くために、登山口へと戻るために、強い意志を持つ必要があると思います。

登山日の朝に目覚めたとき、
遥か彼方にある山頂、遥か彼方にある目的地を思い描き、
その場所へと向かう意志を固めることにより、自然と気持ちが高まります。

登山口に立ちスタートをしてからも、
遥か彼方にある目的地を目指し強い意志を持ち続ける必要があります。

強い意志を持ち、目的地を目指し全身全霊をかけている山での時間。

山というシビアな自然環境下で、
自分で掲げた目標を達成するため、全身全霊をかけている時間。

僕にとっては、長距離の日帰り登山の時にしかない、充実した時間です。

 

もったいないと言われるけれど

山頂でお話をさせてもらう方に、

「日帰りなんてもったいなですよ~。」

と言われることが多々ありますが、

単純に山頂に滞在している時間だけを考えるとすると
僕は登山者の中で長い方だと思います。

僕よりあとに山頂にやってきた登山者が、僕よりも先に下山していくという光景をよく目にします。

というか、僕よりも長い時間、山頂にいる登山者はあまり見かけません。

しかしながら、確かに日帰りではもったいないと思うこともあります。

 
あとは、日帰りができるということは、
その気になればいつでも来ることができる場所ということにもなるので、
他の登山者に比べるとそれほどもったいない感を持たないということと、

もったいないと思うからこそ、また来たい、また来ようと思えるのかなと思います。
(そんな訳もあって、毎年のように北アルプスの同じ山域にばかり登っているのだと思います。)

 

日帰り登山にないもの

夕焼け、星空、朝日を眺めること、
テント場や山小屋で過ごす夜の時間は日帰り登山にはありません。

星空と朝日は夜明け前からの登山で見れることもありますが、
山泊をして、稜線の空気に体がなじんでいる状態で見るものとは別物だと思っています。

ちなみに、日帰り登山にない最も大きなものは、
稜線で飲むビール、ほろ酔い時間だと思っています。

 

日帰り登山にあるもの

僕にとって日帰り登山の最大の魅力は、
自分の持っている力、スタミナを、
程よい加減で出し切ることができることにあります。

また、日帰り登山と山泊では、
山行中のスピード感、疲労感は異なり、

スピード感、疲労感が異なれば、
例え同じ山景色を見たとしても、違ったものに見えると思います。

長距離の日帰り登山では1日の間に沢山の山景色を目にすることができます。

ワンシーン、ワンシーンを見ることができる時間は短いですが、
短いがゆえに目と心にしっかりと焼き付けようという気持ちになります。

また、中でも心拍数が高い状態、アドレナリンが出ている状況で見る感動的な景色は、
例え目にする時間が短くとも、しっかりと目に焼き付けられることができるように思います。

 

幻を見ていたのではないかとも思える非日常感

日常生活から考えると、
ホームマウンテンとはいえ、遥か彼方にある北アルプス奥地の目的地。

長距離の日帰り山行を終え、家に戻ったとき、
本当につい半日ほど前まで、3000m級の稜線にいたのだろうかと思う時があります。

しかし、目を閉じるとまさに走馬灯のように流れる、その日に目にした様々な山景色。

デジカメのSDカードに撮りためられた数百枚におよぶ山写真。

高い旅費を払い、数千キロ離れた場所まで行かずとも、
平地から見上げることができる場所に広がっている非日常の世界。

日帰り登山では、
その、非日常感、非現実感がより際立つように思います。

 

長距離の日帰り登山とは

あくまで僕にとってですが、

長距離の日帰り登山とは、
非日常、非現実感を味わうことができ、
自分の力を程よい加減で出し切ることができる山行形態だと思います。

あとは、現実的な話ですが、
週末の土日を2日間とも山にいると、
色々と平地での用事を済ますこともできないので、
1日を登山、1日を用足しにという過ごし方をすることが多くなっております。

 
 
 
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