登山初心者が富士山に登頂するためのポイント

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はじめに

 
富士山は言わずと知れた日本一の山、日本一の標高を誇る山であり、日本の象徴の一つと言っても過言ではないと思います。テレビの天気予報や正月番組で映し出されることも多く、1日に1回はどこかしらのテレビ局の放送で映し出されているのではないでしょうか。
テレビに映し出される富士山、実際に目の前に眺める富士山を登った山として見る時、その見え方は大きく変わると思います。
 
このブログ投稿では、自分なりに初心者が富士山に登るためのポイントをまとめてみました。あくまでも個人的な見解ですので、この投稿で記していることを採用するか否かは自己責任でお願いします。
ただ、僕自身が20回近く足を運んでいる富士山登山の経験を元に記していることですので、少しばかりは参考にしていただくことができると信じております。
なお、この投稿は晴れの日に富士山に登ることを前提に記しています。雨の富士山、強風の富士山は真夏といえども命の危険にさらされることになりますので、荒天時の富士山登山は潔く諦めることが大事です。
 
 
☆僕の富士山登山歴はこちら☆
 
 
 
 

富士山に登るためのポイント

 
1.登山ルート選択
 
2.山小屋泊か日帰り登山にするか
 
3.標高に体を慣らす
 
4.登りはイーブンペースで
 
5.呼吸で意識すること。
 
6.行動食と水分補給
 
7.休憩時間
 
8.富士山登山前日の食事
 
9.装備
 
 
 

1.登山ルート選択

富士山には以下の4つのルートがあります。
 
 
吉田口登山道ルート(富士スバルライン5合目)
 
御殿場ルート
 
須走ルート
 
富士宮ルート
 
 
一番お勧めで最も登山者が多いメジャールートは吉田口登山道ルートです。吉田口登山道ルートは1合目より下の富士山のふもとに起点がありますが、6合目で富士スバルライン5合目からのルートと合流します。つまり、おすすめルートでありメジャーなルートは、富士スバルライン5合目から登り、6合目で吉田口登山道ルートと合流。6合目からは吉田登山道ルートで登るというものになります。
勧める理由としては、飲み物、食べ物の補給ができ、トイレ(有料)がある山小屋が多いということと、メジャールートであるので登山道が整備されているということです。また、本当に最悪の場合、ブルドーザーに乗って下山をすることができるというのもあります。(ブルドーザーは吉田口山頂まで入ることができます。ただし、タクシー感覚でブルドーザーに乗ることはできません。乗車には4万円?ほどかかり、常駐しているわけではありません。)
このルートの難点としては、メジャールートであるがゆえに混雑をする場合があるということです。場合によっては8合目から登山者渋滞が発生することもあります。
 
 
 
 

2.山小屋泊か日帰りか

 
個人的には山小屋には泊まらずに、日帰りで富士山に登るのが良いと思います。以前に両親を連れて富士山登山(吉田口山頂まで)をしたことがありますが、その際は日帰りで登りました。ちなみに、両親ともに60代で運動不足、肥満体系です。
僕は富士山登山で実際に山小屋に泊まったことがないので聞く限りの話ですが、吉田ルートの山小屋は基本的にはどこも大混雑をしているようです。1枚の布団に3~4人が寝る場合もあるという話も聞きます。大混雑の中では大部分の人が熟睡をすることができないと思います。また、山小屋は標高が3000m前後あるので、山小屋に泊まっているうちに高山病にかかってしまうという可能性もあります。
 
 
 
 

3.標高に体を慣らす(高山病対策)

 
登山口としておすすめをしているスバルライン5合目は標高が約2300mあります。登山口の段階で、我々が日常生活をしている標高よりもはるか高い場所に身を置くことになります。
標高に体を慣らすため、車で5合目に着いたらすぐに登山を開始するのではなく、1時間程とどまる(高所順応)のが良いです。朝食(持参)を5合目でとるように段取り、ゆっくりと朝食をとり、ゆっくりと登山装備、準備を整えていれば1時間はたつので、登山開始予定時刻よりも早めに5合目に着くように予定をたてると良いと思います。そして、高所に順応しているという意識を持ち1時間ほどを過ごすのが良いと思います。
また、富士山登山のために前日入りをする場合には、可能であれば、登山前日にスバルライン5合目まで行き、1~2時間を過ごすと良いと思います(富士スバルラインの通行料はかかりますが。)。恐らく、登山当日はスバルライン5合目のおみやげ屋を見ている余裕はないと思います(登山開始前におみやげを買うわけにはいきませんし、下山後は疲労のためおみやげ屋に寄る余裕はないと思います。)。前日にスバルライン5合目まで行きおみやげ屋を見て、登山口を確認して、標高に体を慣らすというのがベストです。
 
 
 
 

4.登りはイーブンペースで

 
富士山登頂をできるかできないかを分ける大きなポイントの1つが登山ペースです。息が上がらないくらいの一定のペースでコツコツと登ることが重要です。
スバルライン5合目から20分ほどは、登山道はゆるやかな下り基調です。下りだからといって調子に乗ってオーバーペースになりがちですが、ゆっくりすぎるくらいにゆっくり歩くことが重要です。
序盤の登りではたいていの登山者はオーバーペースで歩いています。特に外国人登山者はものすごいハイペースで歩いていますが、7~8合目まで登ったあたりで青い顔をしてしゃがみこんでいる光景を見かけることがあります。
周りに流されることなく、息があがらない程度のペースでコツコツと登ることが重要です。
 
 
 
 

5.呼吸で意識すること。

 
登山中は息を吐くことに意識をおくと良いと思います。 人間は息を吸うことよりも吐くことの方が得意といわれています。息を吐いたら、あとは吸うしかないのでおのずとしっかりと呼吸をすることができます。
 
 
 
 

6.行動食と水分補給

 
登山中は、こまめにエネルギー補給をすることが大切です。登山では、平地で言うところのおやつを行動食と呼びます。簡単に言えば登るためのエネルギー補給です。行動食は、30分から1時間に1回ほど、飴をなめたり、カロリーメイトなどの栄養補助食品を食べるのが良いと思います。
登山で疲労している筋肉に直接的にエネルギー補給をするためのアミノバイタルなどのサプリもおすすめです。
飲み物は個人的にはポカリスエットを水で薄めたものを飲むのがおすすめです。僕は水とポカリを1:1にして飲むことが多いです。ポカリスエットには体のコンディションを維持するために必要な電解質が含まれています。
 
 
 
 

7.休憩時間と食事のタイミング

 
休憩は1時間に5分から10分くらいが良いと思います。休憩回数が多過ぎたり、休憩時間が長すぎると登山のリズムやペースが乱れてしまいます。ザックを降ろし、腰を下ろしての休憩は極力、少なくした方が良いと思います。呼吸を整えるため、景色を眺めるため、写真を撮るためなど、立ち止まっている時が休憩だと意識すると良いと思います。
食事のタイミングについては山頂で食べるのが良いと思います。食事をするとどうしてもだるくなるので、登っている途中ではなく、あとは下山をするのみというところで食事をするのが良いかなと思います。
 
 
 
 

8.富士山登山前日の食事

 
登山の原動力となるのは炭水化物です。カーボローディングと呼ばれることもありますが、登山前日はお米やパスタなどの炭水化物をいつもよりも多めにとると良いです。僕の場合、富士山登山に限らず登山前日はパスタを2玉にプラスαでお米を茶碗に軽く一杯など、炭水化物を多くとるようにしています。
 
 
 
 

9.絶対に必要な装備(ギア)

 
登山装備(ギア)について説明をし始めるとキリがありませんので、本当に必要最低限の装備についてのみを記します。必要と感じる装備、考え方は人それぞれなので、装備についての答えは無いと思います。また、装備を新調する場合、富士山にのみ登ることを目的とするのか、富士山以降も登山をするのかでだいぶ違ってきます。富士山以降も登山をしようと考えている方は、なるべくハイスペックな装備を購入すると良いと思います。そこそこのスペックのギアを使っていると、最上位のギアが欲しくなり、結局、買い直すということがあったりします。富士山のみを目的とする方は登山装備のレンタルも視野に検討をするとよいかもしれません。いずれにしても、実際に店頭でモノを手に取って確認し、店員さんにアドバイスを聞いてというのが重要です。また、富士山登山で初めて装備を使用するというのは避け、平地での散歩でも構わないので、実際に装備を身につけて歩いてみる(フィールドテスト)ことが重要です。フィールドテストによりどこにストレスがかかるか、ストレスを感じるかがわかるので、ストレスを軽減するための対策を検討することができます。
前置きが長くなりましたが・・・。装備の説明です。
 
 

 
ハイカットの登山靴が望ましいですが、ローカットのハイキングシューズ、トレイルランニングシューズでも登れないことはありません。
 
 

ザック(リュック)

 
30ℓから40ℓの日帰り登山用ザックで充分だと思います。腰のハーネスにポケットがついているもの、ザックのサイドにポケットがついているものなどがおすすめです。登山中に、ザックを降ろして、ジッパーを空けてというのは思っている以上に時間と労力を必要とします。ザックを降ろさなくても手が届くところに行動食などを入れることができるもの、ザックを降ろさなくても飲み物をいれたボトルに手が届くものなどがおすすめです。
 
 

カッパ上下

 
雨対策と寒さ対策のためにカッパ(レインウェア)が必要です。ゴアテックスのものが望ましいですが上下をそろえると4万円ほどするのが一般的です。ゴアテックスとはレインウェア内の蒸れなどは外に出し、雨や冷気はシャットアウトする素材です。また、ゴアテックスのレインは軽量で、ザックへの収納時にはコンパクトに収めることができます。ゴアテックス素材のレインは高価なので、上下で1万円前後のカッパを用意するのが良いかなと思います。
 
 

重ね着ができる上着

 
ベストなものはソフトシェルと呼ばれる登山ウェアですが、ウィンドブレーカーやヤッケでも構いません。登山では重ね着をして体温を保つのが一般的です。重ね着ができる上着を着て、それでも寒ければカッパを着るというように保温をします。
 
 

グローブ(手袋)

 
軍手でも十分かなと思います。夏といえども、山では太陽が隠れると体感温度は一気に下がります。低温と風から手を守る保温のためと、富士山では岩をつかむシーンが時々あるので、擦り傷などを負わないようにグローブが必要です。(岩をつかむ場面が時々ありますが、危険度は低いです。)
 
 

帽子

 
日差し対策だけでなく、それなりに頭を守ってくれます。山では風が強いことが多いので、あごひも付きの帽子がおすすめです。
 
 

時計

 
日が暮れる前に下山をするために、常に時間を確認することが大切です。一般的には15時には登山口に下山をするのが望ましいと言われています。
 
 

お昼、行動食(おやつ)、飲料

 
6.行動食と水分補給でも触れましたが、カロリーメイトやアミノバイタルなどがおすすめです。他にも菓子パン、チョコレート、スナック菓子など、食べたいものを持って登山のモチベーションにするのも良いと思います。
 
 

ヘッドライト

 
予想外のトラブルなどにより、登山時間が大幅にずれこみ、日が暮れてしまうということは十分に起こりえます。人間、暗闇の中ではヘッドライトなしには行動することはできません。暗い時間帯に登山をする計画では無いにしても、ヘッドライトは必携です。
 
 

地図

 
登山に地図は必携です。山と高原地図を携行するのが一般的です。自分の歩くルートやコースタイムなどを事前に把握しておきましょう。
 
 

お金(千円札と小銭)

 
富士山の登山道にあるトイレはすべて有料です。小銭での支払いになるので100円玉、500円玉を多めに持つことをおすすめします。また、山小屋で飲み物や食料を買う場合、食事を注文する場合、5000円札や1万円札での支払いは嫌がられます。1000円札を多めにもつことをお勧めします。山小屋はトラックなどでの物流ができないので、販売しているものは平地の2~3倍からそれ以上することが一般的です。また、平地と違い、買い手よりも売り手が強い立場にあることが多いです。
 
 
装備や持ち物についてでした。富士山装備のために登山装備を新調する場合、登山用品メーカーとして、ノースフェイス、パタゴニア、マムート、ファイントラックなどなどがあります。これらのメーカーの登山用品は性能とファッション性を兼ね備えたものがおおいですが、その分、割高です。ファイントラックは日本のメーカーであり、性能はピカイチという評価を聞くことが多いですし、僕自身もそう思います。お金に余裕がある方は、これらのメーカーの中からじっくりと選んで購入すると良いと思いますが、低予算でそろえようとする場合にはmont-bell(モンベル)がおすすめです。モンベルは前述のメーカーに比べて価格が安く、性能は申し分ありません。
 
 
 
 

服装について

 
下着も含め、速乾性のものが望ましいです。ユニクロ製品を使用しているという登山者をSNSで見かけることも時々あります。最低でも、ランニングなどの運動ができる服装、可能であれば登山用品店などで売られているウェアが望ましいです。速乾性、収縮性、擦れなどへの耐性があるものを選びましょう。また、下半身は長ズボン、上半身は半そでにアームカバーなど、基本的には肌を露出しないようにした方が良いです。肌を隠すことにより、紫外線、寒さ、岩場などでの擦れから体を守ることができます。
 
 
 

まとめ(富士山に登頂するために)

 
富士山は登山道がとても整備されており、何件もの山小屋が営業しているので北アルプスをはじめとした日本アルプスほどの登山難易度はありません。ただ、日本一の標高を誇っていることは間違いなく、最も高山病に陥りやすい山と言えると思います。上述したとおり、標高に体を慣らし、オーバーペースになることなく、着実に1歩1歩を進めれば登頂の可能性を大きく高めることができると思います。

 
 
 
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