登山ルート・ノウハウ紹介」カテゴリーアーカイブ

超重要な登山中の水分補給について

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登山においてもスポーツと同様に、汗をかくことにより電解質(イオン)が失われます。
 
難しい話はよくわかりませんが、電解質とは大雑把に言うと、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあり、これらは5大栄養素の中のミネラルに属します。そして、電解質は体にとってとても重要なものです。
 
登山中に汗をかくことによって失われた電解質は補給をする必要がありますが、電解質は水を飲むだけでは補給をすることができません。
 
蝶ヶ岳の稜線で北アルプスの大キレットを背景にポカリスエットの記念写真を撮影
 
 
 

当初は水を飲んでいましたが

登山をするようになってから長いこと、登山中の水分補給では水を飲んでいました。槍ヶ岳や剱岳の日帰り登山など、長距離の山行でも水で問題なかったのですが・・・。
 
「ひと夏での日本百名山全山日帰り登山」の終盤で、登山中に胸が痺れるようになってしまい・・・。
(ひと夏での~について詳しくは右のカテゴリ「日本百名山登山 一覧(完登)」からご覧ください。)
 
胸の痺れについて、病院で色々と検査をしてもらいましたが、特に体に問題はありませんでした。
 
ただ、お医者様と色々と話をしている中で、登山中は水だけでなく、電解質を摂る必要があるということを言われ、ポカリスエットや経口補水液のOS-1を勧められました。
 
 
 

スポーツにおいても超定番のポカリスエットは登山でも

お医者様に勧められて以降、登山中はポカリスエットを水で薄めたものを飲むようになりました。その効果があってか、たまたまなのか、ポカリを飲むようになってから胸が痺れることはなくなりました。本当は、OS-1(経口補水液)が最もお勧めなようですが、コストパフォーマンスを考えるとやはりポカリです。また、ポカリであれば登山前に寄るコンビニでも仕入れることができますが、OS-1はコンビニには置かれていません(病院内のコンビニには置かれていることがあるようです。)。
 
 
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ポカリの飲み方

僕はコンビニにも売っているポカリスエットの900mℓペットボトルを2本、登山に携行しています。それぞれのボトルを目分量でポカリ450mℓ、水450mℓの1:1にして飲んでいます。真夏になると、山小屋や水場で水を補充することがあるので、真夏は、予備のボトルは買ったままの状態のポカリにし、そこから水を補充したボトルにポカリを追加するようにしています。
水で薄めないままのポカリだと、電解質の取りすぎになってしまう気がするのと、一度飲み始めると止まらなくなってしまう気がします。(個人的感覚です。)
 
 
 

コーラについて

トレイルランニングのレースに出場すると、エイドステーション(給水所)にコカ・コーラが置かれているケースがよくあります。そして、トレランレースで飲むコーラは本当に美味しく、かつ疲労が和らぎ、エネルギー源となることを実感できます。(個人的感覚ですが。)
 
コーラ効果はあながち個人的感覚というだけでなく、オリンピッククラスのマラソン選手がレースのスペシャルドリンクとしてコーラを水で割ったものを飲んでいたということも実際にあるようです。
 
コーラにはカフェインが含まれており、そのカフェインと炭酸のキレが登山に良い意味で作用しているのかなと個人的に思っています。(コーヒーやお茶に比べて少ないカフェイン量です。)
 
さすがに、コーラを登山口から携行するのは現実的ではありませんが、山小屋ではコーラが売られていることが多いので、気分のリフレッシュ&エネルギー源としてよく飲みます。登山で飲むコーラは本当に美味しいのです。
 
そう言えば、日本人で唯一、8000m峰14座を制覇されている竹内洋岳さんも、ベースキャンプには必ずコーラを大量に持っていくそうです。
 
 
剱岳登山の際に早月小屋でコーラを補給。
 
剱岳登山の早月小屋でコーラを補給
 
 
 

お茶やコーヒーなどについて

お茶やコーヒーなどカフェインが含まれているものは利尿作用があるので登山では良しとされていません。山中で、トイレに行ける場所が限られているということ、コンスタントに水分補給をすべきところを逆に利尿作用により体から水分を排出しやすくなってしまうということは好ましくありません。
とはいえ、山で飲むコーヒーはコーラ同様にとても美味しいのが悩ましいところです。
(コーラのカフェイン含有量はお茶やコーヒーに比べ少量です。)
 
 
 

ハイドレーションについて

トレランのトップ選手の多くが使用し、登山者の中にも利用している人を見かけるハイドレーションですが、僕はハイドレーションを好まず、ボトルで水分を補給することを好みます。ハイドレーションの大きな利点として、チューブを口に持ってさえ行けばお手軽に水分補給をできるということが挙げられますが、僕にとってはそれ以上にデメリットの方が多いです。
 
 

ハイドレーションのデメリット

・飲料がどれだけ残っているか残量がわからない。
・ザックの背中側に入れるケースが多いので体温で飲料が生ぬるくなる。
・補充をする際、ザックから出し入れをしなければならない。
・容器の中を容易に洗うことができない。
・万が一、ザックの中で裂けた場合、大惨事となる。
 
トップトレラン選手達は上記のデメリットを乗り越えてハイドレを使用している訳ですので、使い方や使うシーンによってもだいぶ違うのだとは思いますが、僕にとってはボトルの方が断然、効率よく水分補給、水分補充をすることができます。
 
 
 

ボトルの携行方法

ボトルの携行方法としては、ザックのサイドポケットに入れて、ザックを降ろすことなく歩きながらでもペットボトルを出し入れすることができるのがベストだと思います。
ただ、最近はそのタイプのザックはあまり見かけないように思います。
 
ちなみに僕が使っているザックはモンベルのバーサライトパックです。
ザックを背負ったままでもペットボトルの出し入れができます。
 
バーサライトパックにポカリを携行している写真はこちら
 
 
 

まとめ

登山中のパフォーマンス維持と脱水症状に陥らないために極めて重要な水分(電解質)補給。自分に合った飲み物、容器、携行方法を見つけることが、より登山を快適に、より登山を充実したものにしてくれると思います。
 
 
 
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超重要な登山前日と登山当日の食事について

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登山前日の夜と登山当日の朝に何も食べないのは、ガス欠のまま高速道路に乗るようなものだと思います。登山でのガス欠は、ハンガーノック、しゃりバテとも言われ、いわゆる低血糖状態に陥り、最悪の場合、身動きがとれなくなります。
 
僕は平均的な登山者よりも移動距離も行動時間もだいぶ長いので、ガス欠にならないよう、登山前の食事にはかなり気を使っています。下界で登山のための燃料を体にため込み、山の中では持参したカップラーメンしか食べないケースが多いです。
 
 
日本最高峰の富士山剣ヶ峰で食べたカップヌードル
 
金鳥居からの富士山剣ヶ峰日帰り登山(往復約42km)で食べたカップヌードル。
 
 
 
一般的な考え方からはかけ離れている部分もあるかと思いますが、登山のための食事に関する自分なりの考えをまとめてみました。
ちなみに、このブログ記事では、長距離日帰りのガチ登山の際の食事に関する考え方を綴っています。わたくしもビールを呑むためのテント泊をすることや、山ご飯を作って、食べて楽しむことももちろんあります。
 
日本百名山全山日帰り登山(146日間で達成)の際も、食事にはかなり気を使っていました。百名山登山の際は外食中心の食生活だったので今回の投稿内容とは、また少し違っております。
 
百名山登山での食事についてはこちらで投稿しています。
 
 
 

登山前日の食事で重要なこと

炭水化物を摂る

登山やマラソンなどの運動をする際の主要な燃料となる炭水化物。事前に炭水化物を摂り、グリコーゲン(糖)を体に蓄えることをカーボローディングといいます。糖は炭水化物の一種のようですが、難しいことはさておき、重要なのは、登山前日にはパスタ、お米、うどんなどの炭水化物を普段よりも多めに食べて、グリコーゲンを体にため込むということです。僕の場合、登山前日はパスタを必ず2束は食べます。
 

登山前日には生ものは食べない

刺身などの海産物や生ものを登山前日に食べると、登山の際にお腹を壊す危険性があるので口にしないようにしています。
 
 
 

僕が実際に食べているメニュー

僕は登山前日にはパスタ2束に「キユーピー あえるパスタソース カルボナーラ 濃厚チーズ仕立て」をかけて食べます。これにプラスαでお米を茶碗に軽く一杯食べたり、たんぱく質になりますが、肉、納豆、豆腐などを食べてエネルギーをため込みます。
キューピーのカルボナーラソースは過熱などが不要で、店で買ったままの状態でそのままパスタにかけるだけなので手間いらずです。言うまでもなく、パスタはお湯を沸かして茹でるだけです。余計な手間と時間をかける必要がなく、気持ちを翌日の登山に向けつつ、炭水化物をため込むことができます。
 
キューピーのカルボナーラソース
 
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登山当日の朝に食べるもの

登山当日の朝は、コーヒーとコンビニのおにぎり1個(明太子おにぎりが好み)とオレンジジュースを飲むことが多いです。前日にパスタを中心に炭水化物を多く摂るので、朝はそれほど食欲がありません。(朝と言っても午前2~3時ですが。)
 
 
 

登山中に食べるもの

登山中は「日清カップヌードルBIGしょうゆ味」しか口にしないことが多いです。行動時間12時間ほどであれば、いつの間にやらカップヌードルだけ口にすれば問題なく動ける体になっていました。
 

カップヌードルを食べる理由についてのブログ投稿はこちら

 
 
 

行動食と非常食

行動食は大定番のカロリーメイトです(チョコ味が好み)。ただ、別に食べなくても動けるので、口にすることはほとんどありません。行動食用に4本(400キロカロリー)と非常食用に10本(1000キロカロリー)のカロリーメイトを携行しています。
 
カロリーメイトについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

ハードな山行の際に口にするサプリ

登山行程が日帰りで40kmを超えるような山行の時のみ、ベスパハイパーとアミノバイタルを口にすることがあります。普段の登山では口にすることはありません。
 
 
ベスパハイパー
 
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アミノバイタル
 
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まとめ

登山に臨む上で最重要事項の1つである登山前の食事。どんなに品質の良い登山道具(ギア)をそろえていようとも、どんなに登山のためのトレーニングをしていようとも、登山のためのエネルギー源を体にため込んでいなければ無意味なものとなってしまいます。
 
炭水化物を体にため込むために何を食べるかは人それぞれだと思いますが、登山の前に炭水化物をしっかりと体にため込むことによって、より充実した山旅をすることができると思います。
 
 
 
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富士山へ、ゼロからの挑戦
富士山登山ルート3776の日帰りピストン

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ルート3776は静岡県富士市が設定した海抜0メートルから富士山の山頂(日本最高峰富士山剣ヶ峰:標高3776m)を目指す片道の全長約42kmの登山ルートです。駿河湾にタッチしてから日本最高峰の富士山頂を目指す登山なので、独立峰へのピークハントとしては間違いなく日本一の累積標高を誇る登山ルートです。
 
海抜ゼロからの富士山登山の起点となる富士市の富士塚
 
 
このブログ投稿はルート3776への挑戦の準備、プラニングのために記しています。
少なくとも、スタートとなる鈴川の富士塚~富士山頂~下山の6合目までは日帰りをすることを前提に考察をしています。
(挑戦前の投稿であり、予想や想像がふんだんに盛り込まれています。)
 
 
 

富士市によるルート3776の推奨日程(片道)

推奨コース1日目

富士塚~大淵エリア(約12.5km)
駿河湾にタッチをした後は、街中をひたすら歩くエリア。ふんだんにコンビニがあり、食糧や水分の補給に困らなそう。
 

推奨コース2日目

大淵エリア~表富士グリーンキャンプ場(約15km)
市街地から山岳道路を歩くエリア。最終コンビニ要チェック。コンビニで山中での食料と飲料を補給。
 

推奨コース3日目

表富士グリーンキャンプ場~富士山6合目(約10.8km)
トレッキングコースから登山道を歩くエリア。
 

推奨コース4日目

富士山6合目~日本最高峰富士山剣ヶ峰(3.8km)
完全なる登山道。
 

復路

ガイドマップには特に記載なし。なんとなく、富士宮口5合目からのタクシーでの帰還を促している感じ。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
①ロード区間の装備軽量化

トレラン装備ではなく、いつもどおりの登山装備(10kg前後)で挑戦する予定。
ロード区間にはコンビニが沢山あるので、スタートから最終コンビニまでは携行する食糧と水分は削れるだけ削る作戦。最終コンビニでカップヌードルBIGを購入、空のボトルにカップヌードル用のお湯を入れ、行動食のカロリーメイトとポカリを補充。
→スタート時はポカリを水で割ったもの1ℓとカロリーメイト4本を携行くらいで良さそう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
②挑戦をする時期・季節

登山者渋滞などを避けること、灼熱のロードを避けることを考えると、6月下旬か9月初旬が無難。ただし、6月下旬は残雪がある可能性がある。平地の9月はまだ気温が高いが、登山開始は真夜中(午前0時過ぎの予定)であるので、なんとかなりそう。また、9月であれば残雪は無く、チェーンスパイクやピッケルなどの携行が不要で軽量化を図れる。ただし、復路のロードが灼熱となりそうな予感。
→アイゼン、ピッケルを持たずに6月の富士山に突入するのはリスキー。挑戦は9月が無難そう。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
③平地のルートロスを避けるために

富士市の公式マップにはザックリな記載しかなく、山と高原地図はロード区間が範囲外。
ルートの確認に苦戦をするのは序盤のロード区間(特に住宅街)だと思われる。公式マップと都市地図を照らし合わせてもイマイチわかりづらい。スマホに頼る登山は好きではないが、今回ばかりはYAMAPを活用するのが無難そう。YAMAPからは富士市作成のルート3776の公式ルートをダウンロード可能。スマホのGPSで現在地を逐一確認しながらロード区間を乗り切るのが良さそう。GPSモードを起動中はスマホを機内モードにすることでバッテリーの節約ができる。
 
 
 

ルート3776の日帰りピストンをするために
④挑戦スタート前日と登山開始のスケジュール

挑戦には3日間の休日が必要。1日目に家から車移動をして前泊、2日目にルート3776に挑戦、3日目に休息&帰宅。4日目は仕事です・・・。
 

挑戦スタート前日

富士市のホテルルートイン富士に宿泊(午後3時に宿にチェックイン)。宿の近くのココイチで大盛カレーを食べてカーボローディング。その後、午後4時~5時には横になり、午後11時に起床。車で起点へと移動し車を砂山公園に駐車(タッチできる海まで徒歩5~10分)。0時前には装備を整え海岸で海にタッチのスタンバイ。
 
ルートインホテルについてのブログ投稿
 
 

挑戦当日

できれば日付が変わった直後に海にタッチ。あとは日本最高峰富士山剣ヶ峰を目指してひたすら歩くのみ。せっかくなので、海水をちょっとした容器に入れて、山頂についたら剣ヶ峰の標にかけるのもありかも。
 
 
 

本当に日帰りピストンができるのか

毎年恒例の金鳥居からの日帰り富士登山(往復約40km)に12時間ほどかかるので、往復で80km以上あるルート3776を日帰りピストンするのは初見ではまず無理な予感。最悪の場合、復路は5合目からタクシーでエスケープ。日帰りでは無くなるが、現実的には不眠で24時間以上歩いて踏破することになりそうな予感。日帰りピストンを本気で目指すのであれば、ルートを完全にインプットした上で、トレラン装備でランを含めないと厳しいと思われる。今年はルートを覚えるための下見の位置づけになりそう。
 
 
 

達成バッジと挑戦達成証

ルート3776は、起点(富士塚またはふじのくに田子の浦みなと公園)にあるスタンプラリーシートに各ポイント(起点、よもぎ湯orやまぼうし、PICA表富士、6合目山小屋)のスタンプを押し、富士山頂で撮影した写真を同シートに貼付して富士市に送ると、FINISHERバッジをもらうことができます。また、挑戦計画書を提出すると、挑戦達成証をもらうことができます。挑戦計画書は富士市WEBサイトから入手することができます。
 
達成バッジゲットのためには、スタンプラリーシートのよもぎゆorやまぼうし、PICA表富士には宿泊をしない場合でも、スタンプの押印が必要(富士市の担当者に確認済)。ただし、スタンプは宿泊施設の屋外にあるため、24時間押印可とのこと。
 

まとめ

起点となる富士塚の築造時期は室町時代後期から江戸時代まで遡るという説もあるようです。古来から富士講をはじめとした沢山の登山者が海抜0からの富士登山をしてきたのだと思いますが、恐らく、日帰りピストンをしようと思った登山者、実際にした登山者はいないに等しいのではないでしょうか。
トレランレースとは違い、単独登山、ノーサポートの往復80kmオーバーの超ロングトレイル。日々のトレーニングと週末の登山を重ね、安全第一で、富士山へ0からの挑戦をしたいと思っています。
カギとなるのは、平地の気温(暑さ)と登山口(ガラン沢コース)までのルートファインディングです。
 
 
 

下見をしてみて実感したこと

2019年6月2日に、ルート3776の下見として、登山道を実際に歩き、ロード区間を車で通ってみました。登山道は問題ありませんでしたが・・・。
 

ルート3776の核心部

個人的にはルート3776の核心部は推奨コース2日目~推奨コース3日目序盤だと思いました。具体的には、よもぎ湯~旧料金所ゲートの約20kmです。この約20kmは、民家無し、自動販売機無し、街灯なし、歩道無しのいわゆる林道歩きです。予定では夜間に歩くので、かなりメンタルを消耗することになりそうです・・・。また、車のスピードが出やすい歩道無しの林道なので非常に危険だと思います・・・。
 
 
 

水分の補給

ルート3776の重要事項として、水分をどこで補給するかということが挙げられます。最終コンビニ(たぶん、セブン-イレブン富士市大渕八王子町店)から表富士グリーンキャンプ場までは自動販売機など、水分を補給できる場所は無さそうでした。表富士グリーンキャンプ場も、売店の営業時間内でないと水分を補給することは恐らくできません(要電話確認)。表富士グリーンキャンプ場から先は、6合目宝永山荘・雲海荘まで水分を補給できる場所はありません。
以上をまとめると、水分補給をするためには、表富士グリーンキャンプ場の売店営業時間内で、かつ、6合目宝永山荘・雲海荘の営業期間内(6月下旬~10月上旬)・営業時間内(6:00~20:00)でないとならないということになります。心配しなくても、表富士グリーンキャンプ場&6合目にたどり着くころにはこの前述の時間内になっているとは思いますが。
 
 
 

下見をしてみての挑戦の軌道修正

林道区間の20kmを復路も歩く気にはとうていなりません。歩道が無くて危険ということと、道として、復路も歩こうという気になるだけの魅力がありません。とりあえず、今年のルート3776への挑戦は、日帰りで海抜0~富士山剣ヶ峰~富士宮ルート5合目までとし、5合目からはタクシーで宿に戻ろうかというところに落ち着きそうです。
 
 
 

5合目からの戻りのタクシー

後日追記
 
 
 
 
 
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登山で食べるカップヌードルのすすめ

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これまでの毎週末の登山で、僕は日清カップヌードルを間違いなく通算100食以上食べています。
2017年には146日間で日本百名山の100座すべてに登りましたが、その際も日清カップヌードルと共に山を歩きました。
 
 
冬の乗鞍高原で乗鞍岳を眺めながら食べたカップヌードル
 
 
登山で最も優秀な主食であると思うカップラーメン。そのカップラーメンの中でも抜群の安定感だと思う日清カップヌードル。
 
なぜ毎週のように、山でカップヌードルBIGしょうゆ味を食べるのか。その理由についてまとめてみました。
 
 
 

カップラーメンは登山における最高の主食

カップラーメンは、携行するにも軽量で、食べるまで手間いらずですが、登山中のエネルギーのチャージ、塩分の補給、体温保持・体温上昇といった点で、コストパフォーマンスが最強の山ごはんだと思います。そんな、登山において最高の主食の中でも、カップヌードルは最高のカップラーメンだと思います。
 
 
 

登山前に立ち寄るどのコンビニにも置いてある

僕が今まで登山前に立ち寄ったコンビニで、カップヌードルBIGを置いていなかったコンビニはありません。登山の事前に買っておくのを忘れたとしても、コンビニに寄りさえすれば、いつ、いかなるときでも入手できるのがカップヌードルです。
 
 
 

お湯を入れるのみで食べる準備完了

カップヌードルには後入れのスープや、かやくなどはありません。カップの蓋を開けて、保温ボトルに入れてきたお湯を注げばあとは待つだけの手間いらずです。これは冬山では重要なことで、インナーグローブを外すことなく温かい食事をすることができます。冬山でインナーグローブを外すとあっという間に手の感覚がなくなってしまいますが、そんなリスクを負うことなく食べることができるのがカップヌードルです。荒天の夏山でも手早く食べる準備をすることができます。
 
保温ボトルについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

いつも食べている安心の味

以前にはカップヌードル以外のカップラーメンに浮気をしたこともありますが、食べたことの無いカップラーメンは好みの当たり外れがあります。登山中にエネルギーをチャージする大事な山ごはんが、思っていた味と違うと気分的にも滅入ってしまいます。僕にとっていつも食べている安心の味、それがカップヌードルBIGしょうゆ味です。
 
 
 

登山中に美味しく感じるのはやっぱりしょうゆ味

個人的な好みもあると思いますが、山で食べておいしいラーメンの味はしょうゆ味ではないかなと思います。僕は平地ではとんこつ味やみそ味、辛い系のラーメンも食べますが、山ではしょうゆ味が一番しっくりきます。山小屋のラーメンで、しょうゆ味がダントツに多いのは、やっぱり山ではしょうゆ味が一番だからだと思います。
 
 
 

カップヌードルを食べるのは僕の登山での大事な儀式

登山の折り返しとなる山頂や、周遊ルートでの中間以降でカップヌードルを食べ、山景色とともに写真に収めるのが僕の登山での大事な儀式、イベントになっています。僕はカッププードル以上に山の景色が似合う山ごはん、山食は無いと思っています。
 
登山で食べたカップヌードルのアルバムはこちら

 
 
日清食品の回し者だとか、カップヌードルを食べるために登っているのでは?など言われることもありますが・・・、これからも山でカップヌードルを食べ続けていきます。
 
 
 
冬の富士山で雲海を眺めながら食べたカップヌードル
 
 
 
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登山遠征の前泊で重宝しているビジネスホテル
ルートインホテルズ

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登山の前泊手段として車中泊をする登山者も多くいると思いますが、他県への遠征登山、長丁場となる登山の前泊はやはりビジネスホテルが良いと思います。
 
2017年に146日間で達成した「ひと夏での日本百名山全山日帰り登山」では日本全国で、ネットカフェ、車中泊、ビジネスホテル泊をしましたが、体のコンディション維持を考えると、やはりビジネスホテルに泊まるのが断然よかったです。
 
146日間で達成した百名山登山の宿泊についてのブログ投稿はこちら
 
 
ビジネスホテルといっても種々雑多で、様々な全国チェーンも展開されており、選ぶのも意外と大変です。
 
そんなビジネスホテルの中でも個人的に気に入っている、ルートインホテルズについておすすめするポイントをまとめてみました。個人的なイメージとしては、宿泊費は中間層、清潔感、快適度はAランクだと思っています。
※あくまで2019年時点の個人的なイメージです。
※公共交通機関を利用しての登山の方にはおすすめできません。
 
 
 
ルートインホテルの外観
 
 
 

おすすめポイント① 大浴場がある

ルートインホテルズには基本的に人工温泉の大浴場があります(各客室にはユニットバスがあります)。部屋からタオルとバスタオルを持ってドアトゥドアでお風呂に入れるので登山前日に体をしっかりとほぐすことができます。土地勘のない場所で温泉やスーパー銭湯などを探す手間が省け、移動時間もかからないので、登山前日の時間の節約をすることができます。さすがにスーパー銭湯などと同等の広さはありませんが、湯船も洗い場も十分な広さと清潔感があります。利用時間はチェックイン時間の15時から深夜まで利用可です。
 
 
 

おすすめポイント② 駐車場が無料の場合が多く24時間出し入れ可能

ビジネスホテルの駐車場は有料であったり、契約駐車場であったり、自分で出し入れができないタワー式の駐車場の場合もありますが、ルートインホテルズは無料の駐車場が完備されているケースがほとんどです。僕の場合、登山装備やら宿泊の荷物やらで、荷物を車から1度に運び出せないことが多いので、フロントからすぐの場所にある駐車場、自由に何度でも車まで行き来ができる駐車場は大変ありがたいです。また、登山をする日は午前2時~3時にホテルを出発することが多いので24時間自由に車を出し入れできるのは重要なポイントです。ホテルの近くに食事処がないケースでも自由に何度でも車を出し入れできるので車で食事に行くことも可能です。(基本的には歩いて行ける距離に食事処があります。)
※駐車場完備ということは裏を返せば駅や繁華街からは離れた土地の安い場所に立地しているということになります。公共交通機関を利用しての登山の方にはルートインホテルズはおすすめできないケースが多いと思います。
 
 
 

おすすめポイント③ 客室が綺麗な場合が多い

部屋の広さは一般的なビジネスホテルの広さで、可もなく不可もなくといった感じです。百名山登山では全国各地のルートインホテルズに宿泊しましたが綺麗な部屋の場合が多かったです。中には建築年数がだいぶたっているケースもあるので、事前にネットで調べておくと間違いがないです。客室のカギはかさばらないカード式のカギです。
 
 
 

おすすめポイント④ コンビニや飲食店が近くにある場合が多い

基本的にホテルから歩いて行ける場所(5分~10分以内)にコンビニや食事処、全国チェーンの飲食店があります。万が一、コンビニ・飲食店が近場にない場合でもホテル内にレストランがあります。
 
 
 

おすすめポイント⑤ 基本的に全室free-wifi 

Free-wifi完備なので、タブレットやパソコンで調べごとをしたり、ブログ投稿、SNS投稿をスピーディーにすることができます。
 
 
 

おすすめポイント⑥ 基本的に全室に電源付きのデスクがある 

僕は前泊の宿にノートパソコンを持ち込んでブログ投稿やSNSへの投稿をすることが多いですが、十分な広さのデスクが備わっています。
 
ルートインホテルの客室
 
 

おすすめポイント⑦ コインランドリーがある

登山の前泊で使うことはまずないと思いますが、後泊をする際にはありがたいコインランドリー。大浴場に洗濯機と乾燥機が完備されています。洗濯機、乾燥機ともに、他のビジネスホテルにも設置されているタイプのものです。洗剤はフロントで使い切りタイプを購入できます。
 
 
 

おすすめポイント⑧ 朝食付き

登山の日はホテルで食事をしてから出発ということはまず無いですが、登山の後泊をする場合にはバイキングの食事(基本的に宿泊プランに込)をいただいています。朝食込みの宿泊料金で、他のホテルと比べても同等といった印象です。
 
 
 

おすすめポイント⑨ 予定変更の場合、返金対応をしてくれる

以前に3泊4日の連泊をする予定だったことがありましたが、急用により、2泊3日に変更せざるを得ないことがありました。宿泊費の清算を済ませた後の予定変更だったので、キャンセル料がかかると思いましたが、キャンセルすることになった1泊分の宿泊費は全額返金していただくことができました。(必ずしも全てのケース、全てのチェーンで対応してくれるとは限らないと思いますが。)
ちなみに僕はホテルの予約は楽天トラベルでしますが、予約時の事前決済ではなく、ホテルのフロントでの決済を選択するようにしています。楽天トラベル経由での支払いはキャンセル料の返金などが煩雑になるので、ホテルフロントでの決済にするのが良いです。
 
 

 
 
 

より快適に利用するために

ルートインホテルズの印象として、現場系の仕事で利用をされている方が多いです。もちろん、観光で利用している宿泊客も多く、女性一人でも安心して泊まることができる宿ですが、駐車場、大浴場、コインランドリーの利用を前提としているようであれば、なるべく早めにチェックインをするのが無難です。感覚としては、17時頃から大浴場、コインランドリーの利用率が高くなると思います。
 
 
 

まとめ

僕がルートインホテルを気に入っている理由は、宿泊費は普通レベル、それでいて快適に過ごすための環境、設備が整っているという点です。それが全国でほぼ均一に整っているという印象なので、ネットで宿を探す際はまずはルートインホテルがあるかどうかを確認することにしています。
 
僕はこれからも登山前泊の際にはルートインホテルを第一候補に考えていきたいと思っています。
 
※冒頭でも記載しましたが、宿泊費や設備のイメージは2019年時点の個人的なものです。
 
 
毎年登っている剱岳早月尾根ルート。ホテルルートイン魚津を常宿にさせてもらっています。
 

 
 
 
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試練と憧れの剱岳早月尾根登山

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「岩と雪の殿堂」とも呼ばれる北アルプスの剱岳。
 
剱岳の早月尾根ルートの馬場島登山口の試練と憧れの石碑
 
ノーマルルートの中では日本で最も登るのが困難といわれることもあります。早月尾根ルートの登山口となる馬場島には「試練と憧れ」の石碑と「剱岳の論」の石碑が鎮座しています。試練の先に待つ憧れ、憧れに登るための試練。いろいろな解釈ができると思いますが、登山口で「試練と憧れ」を見ると胸が高鳴ります。また、「人身とも鍛錬された人々よ来たれ」で始まる「剱岳の論」も胸を熱くしてくれます。
早月尾根からの剱岳登山には胸を熱くするものがあるからこそ、石碑に熱い想いが記されているのだと思います。そんな熱い早月尾根に惹かれて、毎年欠かさずに登っております。
 
 
 

剱岳早月尾根登山を端的にいうと

馬場島から早月小屋までのきつい急登とその先に待ち受ける岩場・鎖場
 
 
 

早月尾根ルートの距離と標高差


 
馬場島から剱岳山頂までの距離は8.3km。登山口の標高は760mで、剱岳山頂の標高は2999mですので、標高差は2239mです。距離、標高差ともに日本百名山の中でも屈指のハードなルートです。標高1200mを超えると、200mごとにプレートが設置されています。
 
 

登山の起点となる馬場島荘

馬場島荘までは北陸自動車道滑川(なめりかわ)インターから車で約30分です。
馬場島荘前の駐車場は満車になっていることが多いですが、すぐ近く(歩いて5分ほど)にも駐車場があり、そちらまで満車になっていた状況は今まで見たことがありません。
トイレは馬場島荘から登山口に向かって2~3分のところにキャンプ場の外トイレがあり、24時間利用可能です(要ヘッドライト)。
 
 
 

馬場島荘~早月小屋

馬場島荘から5分ほど歩くと、「試練と憧れ」の石碑や「剱岳の論」があり、すぐ裏が剱岳早月尾根ルートの登山口となっています。ハードなルートとして知られている早月尾根だけあり、強者たちが集まっているのか、当たり前のように午前3時~4時から登っている登山者がちらほらといます。登山口から早月小屋までは長い急登となりますが岩場、鎖場はありません。(終盤に少しだけあったかもです。) 日中は灼熱地獄と化すので、できる限り早くから登り、午前中の早い時間に早月小屋にたどり着くのが理想です。
 
 
 

早月小屋~剱岳山頂 

早月小屋から先の登山道

本格的な岩場、鎖場が続きます。ルート上から常に剱岳山頂を見上げながら歩を進めることになりますが、「本当にあの山頂まで行くことができるのだろうか?」と何度登っても思います。見上げた先に続くルートは急峻な剥き出しの岩稜帯ですが、実際に進んでいくと意外と行けます。また、運が良ければ雷鳥に遭遇することもあります。
 
 

ヘルメットの着用状況

個人的にはヘルメットを着用するべきルートだと思います。実際、ほぼすべての登山者がヘルメットを着用して登り下りしています。
 
 

岩場、鎖場の難易度と登山者の様子

槍ヶ岳~穂高岳を縦走する際の大キレットなどに比べると難易度は低いと思いますが、たいていの登山者から緊張感が伝わってきます。早月尾根ルートは岩場、鎖場にあまり慣れていない登山者が多く挑戦をしているルートといった印象です。岩場、鎖場に注意をするのみならず、不慣れな登山者にも注意を向ける必要があると思います。
 
 

カニのハサミ

たぶんですが、写真の場所がカニのハサミだと思います。
 

 
個人的にはこの場所が早月尾根で最も神経を使います。
 
 
カニのハサミを通過して振り返って撮影。
 

 
右下にピンが足場となるピンが写っています。
 
 
カニのハサミを振り返って撮影。
 

 
右側がルートです(鎖がついています)。
 
 

残雪地帯

7月中は早月小屋から少し先に残雪地帯ができていることが多いように思いますが、僕が見た限りでは、軽アイゼンなどを着用している登山者は見たことはありません。
 

 
雪渓の向こうに剱岳山頂。
 
 

灼熱の早月尾根の水場

早月尾根には天然の水場はありません。ルート上で水を調達できるのは早月小屋の2ℓのペットボトル水のみです。水以外の飲み物であれば、コーラなどの500㎖ペットボトルが販売されています。ちなみに2ℓペットボトルは破格の900円ですが、それだけの価値がある水だと思います。
 
 
早月尾根のルート上で補給できる水は2ℓのペットボトルのみです。馬場島から早月小屋までは必要最低限の量の水しか持たず、この水を携行した空のボトルなどに補給して山頂アタックに臨むのも手だと思います。
 

 
 
早月小屋では、水でなければ500mℓのペットボトルが販売されています。
 

 
 
 

剱岳早月尾根の日帰り登山

距離の長さと標高差から、日本百名山でもトップクラスに日帰りが困難と言われている早月尾根ルートですが、体力レベル的には新穂高からの槍ヶ岳登山や、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根ルートの日帰りと同等だと思います。早月尾根ルートの特徴としては、終盤の岩場、鎖場の長さにあると思いますが、総合的な危険度を考えると、槍ヶ岳、甲斐駒ヶ岳と同等だと思います。(前述の内容はすべて個人的感覚ですのであくまでもご参考までに。)
重要なことは、鍛錬せずに剱岳早月尾根の日帰り登山に挑むのは極めて危険だということです。
 
新穂高からの槍ヶ岳登山についてのブログ投稿はこちら
 
 

トランスジャパンアルプスレースのコースである早月尾根

早月尾根は日本一過酷な山岳レースといわれるTJARのコースの一部です。TJAR選手はスタートとなる、海に面したミラージュランド(魚津市)を出発し、登り基調のロードを30km走った後に早月尾根へと入っていきます。そして、そのまま立山~薬師岳~と縦走を続け太平洋へ・・・。
 
TJARについてのブログ投稿はこちら
 
 
 

カニのタテバイ・カニのヨコバイ 

タテバイ・ヨコバイは別山尾根ルートからの剱岳登山で難所として知られています。早月尾根ルートからの登山では通ることはありませんが、1度、早月尾根~山頂~ヨコバイ~タテバイ~山頂と歩いてみました。難易度は早月尾根よりも高く、今まで歩いてきたノーマルルートの中では最も緊張したルートでした。特にカニのタテバイが垂直に近い壁を登る感じだったのでかなり緊張しました。時間と体力に余裕があるようであれば、山頂からタテバイ・ヨコバイに足を延ばしてみるのもよいと思います。ただし、タイミングによっては登山者渋滞が発生しています。
 
 
 

今年もまた試練と憧れの剱岳早月尾根へ 

今年もまた、逞しさと豊かさを育んでいただきに、剱岳へと向かいます。
 
馬場島の「剱岳の論」

 
 
剱岳山頂の祠
 

 
 
 
 
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新穂高からの飛騨沢ルートでの槍ヶ岳登山

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日本のマッターホルンとも呼ばれ登山者であればだれもが憧れる山と言ってもよい槍ヶ岳。
槍ヶ岳山荘で売られている手拭いに書かれている通り、僕にとっては「槍は心のふるさと」であります。
 

 
毎年必ず登っている槍ヶ岳について、新穂高ルートでの登山をまとめてみました。
右俣林道ルート、飛騨沢ルートと呼ばれることもあります。
 
初めて槍ヶ岳に登った時、飛騨乗越から槍ヶ岳を見上げたときの感動は今でもはっきりと覚えています。
 
 
 

新穂高からの槍ヶ岳登山を端的に言うと

激混みの駐車場、延々と続く右俣林道、滝谷を渡って、飛騨乗越を見上げながら登り、槍様(タイミングによっては激混み)!!といった感じです。
穂先へのアタック以外には岩場、鎖場はありません。体力的には槍平小屋で全行程の半分ほどといったところでしょうか。
 
 
 

登山の起点となる新穂高センター

松本インターから車で約1時間30分の場所に位置する岐阜県の新穂高ロープウェイ(新穂高センター)が槍ヶ岳登山の起点となります。登山者無料駐車場から徒歩10分ほどです。
 

 
 
 
新穂高センター全景
奥に見えている稜線は笠ヶ岳のものです。
 

 
新穂高には、登山指導センターがあり、登山届、下山届を記載することができます。ここから右に歩いて5分ほどで新穂高ロープウェイの乗り場があり、そのすぐ先に右俣林道の入口があります。新穂高センター前を左側に進むと北アルプス裏銀座方面(笠ヶ岳、双六岳、鷲羽岳、水晶岳など)への左俣林道へと向かうことになります。
 
 
 

登山口駐車場

新穂高からの槍ヶ岳登山の第一の関門は駐車場です。
ハイシーズンには新穂高の登山者駐車場は飽和状態であり、夕方の段階で満車になることもざらにあります。山に入っていた登山者が下山して帰っていくタイミングでしか駐車場に空きはできず、その空きは夕方暗くなるころには埋まります。登山者無料駐車場に車を停めて登山をスタートするには、駐車場での登山前日からの車中泊をするのが無難です。
登山者無料駐車場が満車の場合には鍋平の駐車場に車を停めることになりますが、無料駐車場からはだいぶ離れています。鍋平~新穂高は下りなので歩いて30~40分ほどですが、新穂高~鍋平は登りとなります。登山で体力を消耗した体で1時間ほど歩くことになります。
ちなみに、駐車場に停まっている車の大部分は、テント泊や山小屋泊で既に山に入っている登山者のものです。登山を開始するときは、わいわいがやがやとしている中でというよりは、ひっそりとした始まりとなることが多いです。沢山の車が停まっている割には登り始めが一緒になる登山者は少ないです。
 
 
 

登山口~右股林道~槍平小屋

新穂高の登山口からしばらくは右股林道(未舗装の砂利道)をコースタイムで1時間30分ほど歩くことになります。林道はゆるやかな登り基調で、河川工事のための大型車両も通行するので、歩きやすいです。林道のほぼ中間点に穂高平小屋があり、おそらくですが槍ヶ岳を見ることができます(僕は槍ヶ岳が見えていると思っています。)。穂高平小屋には年季が入っているものの外トイレがあります。登山口~穂高平小屋には林道ではない夏道もありますが、林道を歩くのが無難だと思います。

穂高平小屋から先は振り返ると、時折、笠ヶ岳を見上げることができます。林道の終点の白出沢出合で、槍ヶ岳に続く登山道と穂高岳の白出沢ルートとの分岐があります。白出沢からはジャンダルム方面を見上げることができます。

白出沢から槍平小屋までは登山道となりますがそれほど標高差は無くサクサクと進むことができます。道中では、滝谷や南沢を渡ることになりますが、降雨中や降雨後でなければ基本的には水につかることはありません。ただし、増水時には重大事故も発生しており、無理は禁物です。滝谷からは雄滝、雌滝の向こうに荘厳な滝谷ドームを見上げることができます。
 
 
 

槍平小屋~千丈分岐~飛騨乗越 

槍平小屋にはテント場、外トイレ、水場(蛇口からの水)があります。
槍平小屋から先は飛騨乗越に向けて本格的な登りが始まります。槍平小屋から千丈分岐の道中には最終水場の看板がある水場があり、登山道からは焼岳の向こうに乗鞍岳を眺めることができます。(最終水場の看板は土砂崩れ?で無くなったかもしれません。)

千丈分岐には赤十字マークの箱が置かれています(緊急用のサバイバルシートなどが入っています)。千丈分岐からは飛騨乗越を見上げながら飛騨沢カールをジグザグにひたすら登ることとなります。飛騨沢カールはシーズン中には沢山の花々が咲き、運が良ければ雷鳥に遭遇できることもあります。
 
 
 

飛騨乗越~槍ヶ岳山荘

飛騨乗越まで登りつめると槍ヶ岳の穂先を目にすることができます。飛騨乗越からは15分ほど登ると槍ヶ岳山荘にたどり着くことができます。

槍ヶ岳山荘にはテント場、外トイレ、山荘内に水場があります。また、槍Tシャツが売られています。ハイシーズンには槍ヶ岳山荘前のテラスは登山者で大賑わいとなっています。槍ヶ岳山荘の営業期間はは4月の下旬から11月初旬(第一日曜日)までであることが多いです。

ちなみに、飛騨乗越付近から槍ヶ岳山荘までは風の通り道であり、吹きさらされることが多い場所です。吹きさらされる距離はそれほど長くないので、気合で乗り切りましょう。
 
 
 

槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳山頂

ハイシーズンには槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳の穂先まで登山者の列が続き、登って下りてくるのに4時間を要したこともあるようです。(登山道と下山同に分かれていますがそれでも大渋滞となることがあります。)
槍ヶ岳山荘から穂先を見上げると、登山者はすごいところを登っているように見えますが、実際に登ってみるとそれほど難易度の高い登山道ではありません。下から見上げると、一歩間違えると数十メートル滑落してしまう状況のように見えますが、実際にはそのような場所はほとんどなく、冷静に昇り降りすればさほど難易度は高くありません。(もちろん細心の注意が必要です。)
最も高度間があるのは穂先へと続く梯子だと思います。
 

 
梯子は頑丈で、岩場にしっかりと固定されているので落ち着いて昇り降りすれば問題はありません。ただ、一部、岸壁に密着して梯子が固定されている箇所があり、本当につま先のわずかな部分だけで梯子のステップを登るところがあるので注意が必要です。
また、登山者渋滞をしている際、風に吹きさらされることもあるので、槍ヶ岳山荘にザックなどをデポする場合には厚着で穂先へのアタックをした方が良いです。
 
 
 

槍ヶ岳山頂からの眺め

槍ヶ岳山頂からは北アルプス裏銀座方面、笠ヶ岳、穂高岳方面、常念岳方面、白馬方面と360度の展望を満喫することができます。ちなみに、難ルートとして知られる北鎌尾根は山頂の祠の裏側方面から登ってくることとなります。
 
 
 

アルプス一万尺

「アルプス一万尺、小槍の上でアルペン踊りを~」は実際には気軽にできるものではありません。そもそも小槍に登れるのはクライミングギア、クライミング技術のある上級者のみです。
 

 
穂先の左側のちょこんとした部分が小槍です。
 
 
 

大喰岳から槍ヶ岳を眺める

飛騨乗越から大キレット、穂高岳方面へ縦走をするとき、ひとつめのピークとなるのが大喰岳です。穂先と槍ヶ岳山荘を綺麗に見ることができるのでおすすめの眺望スポットです。飛騨乗越から30分ほどで登れます。
 
 
 

槍ヶ岳登山におすすめの時期

ハイシーズンは新穂高の駐車場、穂先への登り下りと激混みとなる槍ヶ岳登山ですが、雪が完全に無くなる7月初旬(その年にによって異なります。)、槍ヶ岳山荘の小屋締め前の10月下旬が登山者が少なくおすすめです。ただし、気温が低いことと、登山者が少ないということで、アクシデント発生時のリスクは高まります。
 
 
 

新穂高からの槍ヶ岳登山の魅力

新穂高からの槍ヶ岳登山の魅力は、静かな中での山歩きをできることだと思います。また、飛騨沢カールの登りは目標の飛騨乗越の稜線を見上げながらひたすらに登ることができます。上高地からのルートと違い、バスの時間などに拘束されることもありません。静かな登山道を槍ヶ岳に向け自分のペースで黙々と歩き、黙々と登ることができるのが新穂高ルートの魅力だと思います。
 
 
 
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奥三河パワートレイルの受付から完走までのポイント2019

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プロトレイルランナーの石川弘樹さんプロデュースで、完走率が低いことで知られる奥三河パワートレイル70k。実際の距離は65km~66kmだと思われますが、東海自然歩道を舞台としたこのレースは本当にハードなものでした。完走から2日たちましたが、太ももの筋肉痛に悶えているさなかにレポをしておきます。
 

 
 

選手受付

選手受付は前日のみです。
受付会場(湯谷大駐車場)から離れたところにある、ふれあいパークほうらいに車を停め、無料シャトルバスで受付会場へと向かいます。(バスで15分ほど)
受付時には必携装備のチェックが行われます。形式的なチェックではなく厳密なチェックが行われます。
 
 
 

スタート地点への移動

スタート地点(茶臼山高原スキー場)までは、ふれあいパークほうらいから有料バス(3000円)で1時間30分ほどかかります。有料バスは事前に大会ホームページから申し込みをする必要がありますが、選手受付時や当日バスに乗る際に手続きを行うこともできます。(事前に大会HPから申し込んでおくのが無難です。)
 
 
 

ゴール後の移動とお風呂

ゴールはレース前日に受付会場となっていた湯谷大駐車場となります。湯谷大駐車場から選手駐車場であるふれあいパークほうらいまでは無料シャトルバスに乗って移動(約15分)することになります。ゴール後は、湯谷大駐車場から歩いて10分かからずに行くことができる「ゆうゆうアリーナ」(温泉)に入るのがおすすめです。水風呂があるのでレース後のアイシングを行うことができます。スタート前に、茶臼山高原スキー場で荷物を預けることができ、預けた荷物はゴール後に湯谷大駐車場で受け取ることができるので、温泉セットと着替えを預けておくのが良いです。
 
 
 

レース前日の宿

レース当日の選手駐車場となるふれあいパークほうらいから約20分のルートイン新城に宿泊しました。新しいホテルで、大浴場もあり快適でした。
 
ホテルルートイン新城
 
 
 

UTMF(ITRA)ポイント

完走するとウルトラトレイルマントフジのエントリーのために必要なポイントの3ポイントが得られます。ポイント稼ぎ目当ての大会としてとらえるとすれば、割に合わない大会であると思います。(きついレースの割に3ポイントという意味で。)
 
 
 

実際に完走してみてのコースの感想

奥三河パワートレイルはかなりのハードコースであることを実感しました。
イメージとしては前半が下り基調のロードと林道がメイン。後半はアップダウンのあるトレイルといった感じです。もちろん、全般的にロード、林道、トレイルが織り交ぜられていますが、個人的に思うこのレースの特徴は、前半の下り基調のアスファルト区間にあると思います。おそらく距離にして10kmほどだと思いますが、ちょうどハイペースで走ることができる良い感じの傾斜なので、太ももの筋肉に相当な負荷がかかります。
 
前半の走れる下り基調で足の筋肉を消耗し、その消耗した状態で後半のアップダウンの激しいハードなトレイルをこなすというのが奥三河パワートレイルの構図だと思います。
 
レース終盤の四谷千枚田から棚山高原への登り、そしてさらにその後に待ち構える鳳来寺山への登りのきつさは覚悟をしておいた方が良いです。(山の中で足をつりそうになるなんてことは無いに等しい僕ですが、奥三河パワートレイルでは何度も太ももをつりそうになりました・・・。)
 
最後の極め付きとしては、レース最終盤の鳳来寺に入ってからも少しばかりの登りが待ち構えています。
 
口で言うのは簡単ですが・・・、レースを完走するためのポイントとしては、関門の時間を意識しながらも、前半の下り基調でいかに足の筋肉を温存できるかにかかっていると思います。
 
 
 

レース中に印象的だったできごと

レースの中盤で女子の先頭争いのお二人と合計で5kmほどを先行したりされたりで一緒に走らせてもらいました。なぜか2人ともから「コースあってますよね?」と聞かれました。確かにコース上にサインの少ない区間ではありましたが、僕からはルートを不安にさせるようなオーラが出ていたのでしょうか・・・。Oさんに至っては、「合ってると思いますよ。」と僕がちゃんとお答えしたのに、200mほどコースを引き返されていきました。結局、後続の男子選手たちが来たのでOさんは再び引き返してきましたが。
 
 
 

大会としての感想

トレランを知り尽くされている石川弘樹さんプロデュースの大会ということで、ハードなコースレイアウトの中にもどことなく安心感のある大会でした。エイドや沿道の応援からは地元、奥三河の方々のもてなしの温かさが伝わってきました。また、それほど高くない標高の割にはコース上からの眺めは雄大で、特に、終盤の鳳来寺山稜線からの眺めが印象的でした。
 
トレラン好きであるならば、一度は経験した方が良い、きつさ苦しさがある素晴らしい大会だと思いました。今まで参加してきたレースの中で、太ももに負担がかかったレース堂々の第一位です。
 
 
 

 
 
 
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幌尻岳登山(振内コース)のポイント 日本百名山最難関レベル

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2017年の8月4日に日本百名山である北海道の幌尻岳を振内コース(渡渉ルート)で日帰り登山をした経験から、幌尻岳振内コース登山のポイントをまとめてみました。
 
 
日本百名山である幌尻岳山頂での記念写真
 
 
日本百名山で最難関レベルと言われる幌尻岳。登山距離が長く、他の百名山のノーマルルートにはない膝丈ほどの水位の沢の渡渉が十数回あります。ヒグマも多く生息している山域と言われており、登山中も常にその重圧にさらされていたように思います。
 
 
 

幌尻岳登山の各区間のイメージ

幌尻岳登山の区間ごとのイメージとしては、序盤は林道歩き、中盤は沢の渡渉、終盤は難易度低めの北アルプス登山といった感じでした。幌尻岳~戸蔦別岳~幌尻山荘の周遊ルートは、最高難易度の登山といった感じでした。(詳細は後述)
序盤の林道歩きの距離はそこそこありますが、新穂高~槍ヶ岳や、新穂高~双六岳方面への林道歩きに比べれば短いように思いました。
 
 
 

登山の起点となるとよぬか山荘

幌尻岳の振内(ふれない)コースの登山の起点は、とよぬか山荘となります。
とよぬか山荘は、千歳空港から車で1時間30分ほどの場所に位置しています。
(北海道沙流郡平取町豊糠:ほっかいどう さるぐん びらどりちょう とよぬか)
廃校となった小学校の建物がとよぬか山荘となっており、外見は完全に小学校です。
 
 
幌尻岳の振内コース登山の起点となるとよぬか山荘
 
 

とよぬか山荘からはシャトルバスで林道第二ゲートまで進みます(1時間前後かかったと思います)。シャトルバスは要事前予約です。バスの乗車券はとよぬか山荘内の券売機で購入します。(記憶が曖昧ではありますが・・・)。
とよぬか山荘は早い時間(午前2時頃)は施錠がされていて中に入れませんでしたが、シャトルバスが来る頃には開錠されており、中に入ることができトイレをお借りしました。ちなみに、とよぬか山荘には外トイレはありません。
 
 
 

林道第二ゲートまでの送迎バスの時間

振内コースでの幌尻岳登山は送迎シャトルバスの時間に拘束されることとなります。2019年時点のバスのダイヤで幌尻岳の日帰り登山をするのであれば、往路は午前4時発のバスに乗り、復路は午後5時のバスに乗る以外に選択肢はありません。
 
 
 

バス停留所

バス停留所にはプレハブ小屋と仮設トイレがあります。プレハブ小屋は、清潔とは言えませんが、色々と気にしなければ、なにも敷かずに横にはなれるレベルです。ただし・・・、出入りにどんなに気を付けても、大量発生しているアブがプレハブ内に入ってしまいます。プレハブ内のアブはなぜか人には寄ってきませんでしたが、常にブンブンと羽音がしていたので心が休まる状況ではありませんでした・・・。最終バスに間に合わず、プレハブで一夜を過ごしたという登山者もいるのではないでしょうか。僕がバスに乗せてもらったときは一応、運転手さんと幌尻山荘の方が無線で登山者の動向の確認(乗り遅れている登山者がいないかどうか)をしていましたが、あくまでも形式的なもののように感じました。
 
 
幌尻岳の振内コースの林道第二ゲートバス停留場のプレハブと仮設トイレ

 
 
 

沢の渡渉

幌尻岳の振内コースでは、膝丈くらいまでの水深の沢を十数回渡渉します。登山靴は確実に、完全に浸水します。道中でお話をした登山者の方々は全員、登山靴に加え、沢靴や沢足袋または簡易的な長靴を利用したといわれていました。僕はというと、トレランシューズにアンダータイツで沢へと突っ込みました。結果的に渡渉自体は問題なくできましたが、その後の登山に影響がでました。完全に浸水したシューズとアンダーウェアが水を含むので、足に重りを付けられた状態で登山をするような感覚になります。また、濡れた状態での登山になるので体温が逃げていきました・・・。渡渉後も快適に登山をしたいということであれば、登山用とは別に沢用の履物を携行した方が確実に良いです。また、渡渉~登山道(アップダウンはほとんど無し)~渡渉が続くので、どちらも歩くことができる履物が良いと思います。ウェアは渡渉エリアではレインウェアパンツをはくのが良いかもしれません。僕は登山の最初から最後までトレランシューズにアンダーウェアでした。帰りのバスも濡れたままのトレランシューズ、ソックス、アンダーウェアだったので、ボディーブローのように体力が奪われました・・・。
 
 
幌尻岳の振内コースの沢をトレランシューズで渡渉する様子
 
 
 
 

渡渉箇所

沢を渡り始める場所、沢を渡って上陸する場所は、踏み跡が明確だったり、ピンクテープなどがあるので落ち着いていけばルートロスをする危険性は低いと思いました。
 
 

 
 
 

渡渉ルートで最も気を付けないといけないこと

渡渉ルートで最も気を付けないといけないことは天候です。増水時の沢を渡渉するのは極めて危険で、実際に振内コースでも増水時に事故が起きています。往路は良くても登山中の雨により沢が増水するケースもあるので、終日に渡り天候が安定する予報の日を登山日にするのが重要だと思います。
 
 
増水時の渡渉を控えるよう注意喚起する幌尻岳の振内コースの看板
 
 
 
 

高山植物

命ノ水(水場)から幌尻岳山頂にかけては沢山の花々が咲いていました。幌尻岳に登った当時はそれほど高山植物に詳しくありませんでしたが、花々が綺麗に咲き乱れていた光景が印象に残っています。

 
 
 

水場

山と高原地図には幌尻山荘~幌尻岳山頂の水場として「命ノ水(命の泉)」が記載されており、登山中に看板を確認することはできましたが、気軽に水をゲットできる感じではありませんでした。(ルートはら少し外れる感じ?)
また、幌尻山荘の外には蛇口があり、水をゲットすることができます(煮沸なしに飲めるかは不明)。煮沸せずに飲んでいる登山者もいましたが、心配性な僕はエキノコックスが不安だったのでスルーしました。
 
幌尻岳の振内コースの幌尻山荘
 
 
 
命の泉の看板。稜線上にありますが、稜線から水場まで下降しないといけない感じだったと思います。
 
幌尻岳の振内コースの水場である命ノ水(命の泉)の看板
 
 
 
 

幌尻岳~戸蔦別岳(とったべつだけ)~幌尻山荘のルート

幌尻山荘~幌尻岳のピストンではなく幌尻岳から戸蔦別岳を経由して幌尻山荘まで戻る周遊ルートです。僕は幌尻岳山頂に到着した時、帰りのバスの時間まで余裕があったので、周遊ルートを歩きました。軽い気持ちで周遊ルートを選びましたが、なかなか手ごわいルートでした。まず、幌尻岳から戸蔦別岳までですが、高いところだと腰の高さまであるハイマツ帯を歩きます。ところどころ、ハイマツに覆われていて地面が見えないところがありました。
ハイマツを手でかき分ける必要があったりします。
 
 
正面が戸蔦別岳になります。写真の目の前に広がっているハイマツをかき分けて戸蔦別岳へと向かいました。
 
幌尻岳から戸蔦別岳へと続くハイマツに覆われた登山道
 
 
 

戸蔦別岳~幌尻山荘は分岐を示す看板が無い

戸蔦別岳~北戸蔦別岳の稜線の中ほどに幌尻山荘へと下降していくルートがあるのですが、幌尻山荘分岐を示す看板がありませんでした。しかも、稜線から幌尻山荘へと続くルートの序盤はハイマツが登山道を覆っており、廃道?と思わせるような状態でした。間違っていたらどうしよう?と非常に不安な思いにかられながら、急斜面を下山しました。
 
 
たしか、この看板の正面に幌尻山荘へと続くルートがあったはずです。看板には幌尻山荘を示す表記はありませんでした。
 
戸蔦別岳稜線の看板
 
 
 

渡渉回数が多い

山と高原地図には渡渉は数回程度と記載されていましたが、10回以上は渡渉をしました。しかも、林道第二ゲート~幌尻山荘までの渡渉ルートに比べて、目印が解りづらくルートが不明瞭でした。
 
 

戸蔦別岳からの眺め

戸蔦別岳からは雄大な幌尻岳を見渡すことができ、景色は文句なしでした。
 
 

幌尻岳~戸蔦別岳(とったべつだけ)~幌尻山荘のルートのまとめ

このルートでは戸蔦別岳から幌尻岳を見渡すことができとても素晴らしい景色が待っています。ただし、ハイマツこぎ、ルートが不明瞭な渡渉、稜線上の分岐に看板が無い、など難ルートと言えると思います。また、山と高原地図に「ヒグマ出没注意」の文字があります。
 
 
 

他の百名山と比べた幌尻岳登山の難易度

実際に幌尻岳登山をしてみて、難易度を考えてみると、体力的には、槍ヶ岳や剱岳早月尾根よりは楽だと感じました。体力度、危険度だけを考えると、北アルプスや南アルプスの山々の方が上だとも思えますが、幌尻岳の振内コースの難関は何と言っても膝丈まである沢の渡渉です。逆に言えば、渡渉をこなすことさえできれば登山難易度としては上の下くらいではないかなと思います。あとは、何となくルート上にヒグマのオーラが漂っている気がしたので、熊鈴や熊スプレーを携行した上で、熊オーラがある中でも冷静に行動ができる経験も大事だと思いました。

 
 
 

アブ?への対策

バスを降りた林道第二ゲートから幌尻山荘の手前くらいまではアブが大量にいます。このアブはウェアの上からでも噛んできて、そこそこの痛みを感じるので、とんでもなくストレスになります。バスの運転手さんいわく、人が吐く二酸化炭素に寄ってくるようなので、足を止めることなくハイペースで歩いていたとしても、たかられます。午前4時から6時ごろまでかけて歩いた往路では、アブの被害に会うことはありませんでしたが、12時から15時頃までかけて歩いた復路では、何回もアブに噛まれました。道中で話した他の登山者の方によると、僕よりも1本遅いバス(始発の次のバス)に乗った登山者は往路でもアブの被害にあったようです。気温が低ければレインウェアなどを着こむのも対策の1つだと思いますが、レインウェアを着ても暑さを感じない気候ということは水温が低い中で渡渉をするということになります・・・。アブに効くのかは定かではありませんが、やはり、こまめに虫よけを使うのが最も有効な対策ではないでしょうか。(僕は虫よけを持っていませんでした・・・。) 僕は8月の登山だったので、7月や9月の登山であればアブの発生状況も変わるのかもしれません。幌尻岳登山の思い出の一つとして、アブは欠かせない要因になっております・・・。
 
 
 

入れ食い状態の川魚

 
渡渉をしている際、幾度となく川魚を目にしました。また、幌尻山荘泊だった幌尻岳ツアーのガイドさんは、川で釣った魚を串焼きにしてツアー参加者に振る舞っていたそうです。法的に問題が無いのかは不明ですが、釣竿を持っていけば容易に川魚をつることができるのではないでしょうか。
 
 
 

幌尻岳登山(振内コース)のポイントのまとめ

・増水時の渡渉を避けるために天候を見て登山日を決める。
・登山靴とは別に渡渉のための沢足袋などを準備。
・アブ対策のために虫よけなどを準備。(ウェアの上からも噛んできます。)
・ヒグマ対策の熊鈴と熊スプレーを携行
・幌尻岳~戸蔦別岳~幌尻山荘の周遊ルートは絶景が広がっているが難易度が高い。
 
 
渡渉あり、ハイマツ漕ぎあり(戸蔦別岳周遊ルート)、アブの襲撃あり、ヒグマのオーラありと、印象に残ることが満載の幌尻岳。困難なルートではありましたが、戸蔦別岳から見る幌尻岳の雄大さはとても印象的でした。日本百名山を完登した中でも、良い意味でトップ3に入る思い出の山となっています。できることなら毎年登りたい幌尻岳です。
 
 
 
 
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無雪期、積雪期ともに毎週末、1年を通じて登山をしている経験を基にした、登山ノウハウや登山ルートの紹介をした自分のブログ記事を以下に一覧にしています。
 
独学なので、一般的でない考え方や、必ずしもすべての登山者にとって有益な内容ではないかもしれませんが、先入観なしの独学だからこそ見えてくることもあるのかなと思います。
 
また、恐らく一般登山者の中では僕は山に入る頻度はトップクラスであり、山中での移動距離もトップクラスであると思っています。
 
詳しくはこちらから僕の「山旅の記録」をご覧ください。
 
登山頻度、移動距離がトップクラスであるにもかかわらず、登山中に危機的状況に陥ったことはありません。今までがたまたま運が良かっただけなのかもしれませんが、少なからず、僕の登山に対する考え方、山中での行動が大きく間違っていないということも言えるのではないかなと思っています。
 
2017年には人生の夏休みをとり、146日間で日本百名山の全ての山、それぞれを日帰りで完登しました。そんなささやかな登山実績も元にブログ投稿をしています。
 
たとえ少しでも皆様の参考になれば幸いです。
 
 
 

日本百名山全山日帰り登山を146日間で達成して思うことやノウハウについて

百名山登山の振り返りをしてみました。
 
ブログ記事
 
 
 

登山初心者や子供連れの登山におすすめの山々(松本市周辺)

僕のホームマウンテンである安曇野市の光城山・長峰山や、松本市の美ヶ原について登山初心者向けにご紹介。
 
ブログ記事
 
 
 

登山初心者が富士山に登るためのポイント

運動不足、肥満体系の両親(60代)を日帰りで富士登山に連れていった経験(吉田口山頂に登頂)から富士登山を初心者向けにご紹介。僕自身は夏冬通じて10回以上富士山に登っています。(富士登山競争山頂コースの感想経験もあり。)
 
ブログ記事
 
 
 

夜間登山(ナイトハイク) その魅力と注意をしていることなど

週末は午前2時に起床し、まだ暗い午前3時~4時から登山をしていることが多いです。ナイトハイクの心構えや気を付けていることなどをまとめました。
 
ブログ記事
 
 
 

雪山登山入門におすすめの冬の北八ヶ岳登山について

僕の冬のホームマウンテンである北横岳を中心に、冬の北八ヶ岳登山についてご紹介。
 
ブログ記事
 
 
 

冬に単独での六甲全山縦走(須磨浦公園~宝塚駅) 
2018年12月29日

2018年冬に六甲全山縦走をした時のレポート。ルート上で進路が解りづらかった場所などについても記しています。
 
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冬の乗鞍岳剣ヶ峰に登るためのポイント

僕の冬のホームマウンテンである乗鞍岳。夏はお手軽に登ることができる3000m級の山ですが、冬は一変して極めて厳しい世界となります。それだけに非日常の世界が広がっています。
 
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冬の御嶽山登山のレポート

冬の御嶽山に登った時のレポートです。
 
ブログ記事
 
 
 

幌尻岳登山(振内コース)のポイント 日本百名山最難関レベル

2017年の8月に幌尻岳を日帰り登山した経験から、幌尻岳登山のポイントをまとめました。
 
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奥三河パワートレイルの受付から完走までのポイント

2019年の第5回大会を10時間切りで完走した経験から、ポイントをまとめました。
 
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新穂高からの槍ヶ岳登山のポイント

日本のマッターホルンとも呼ばれ登山者憧れの山である槍ヶ岳。10回以上登ったことがある経験から槍ヶ岳登山のポイントをまとめてみました。
 
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剱岳登山(馬場島からの早月尾根ルート)のポイント

試練と憧れの剱岳早月尾根登山。5回以上登ったことがある経験から剱岳登山のポイントをまとめてみました。
 
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長距離の日帰り登山のブログ投稿一覧

2019年の長距離日帰り登山(25km以上)をまとめました。
 
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登山遠征の前泊で重宝しているビジネスホテル

登山前泊のための条件がそろっていると思うルートインホテルズについてまとめました。
 
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登山で食べるカップヌードルのすすめ

僕の登山には欠かすことのできない日清カップヌードル。日清カップヌードルの魅力についてまとめてみました。
 
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富士山へ、ゼロからの挑戦(富士山登山ルート3776)

海抜ゼロからの日本最高峰富士山剣ヶ峰(約40km)のルート紹介と僕自身のルート3776挑戦前の考察です。
 
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超重要な登山前日と登山当日の食事について

登山に臨む上で極めて大事な登山前日の食事と登山当日の食事。自分なりの考えと実践していることをまとめてみました。
 
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超重要な登山中の水分補給について

登山前の食事と行動食と同様に、登山中に極めて重要な水分補給。自分なりの考えと実践していることをまとめてみました。
 
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登山における熊対策について

登山においてリスクのひとつである熊との遭遇。熊に遭遇しやすい条件の中で登山をしているにも関わらず、熊に遭遇したことは無いに等しいです。そんな僕の熊対策です。
 
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